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愛媛県立とべ動物園のしろくまピースの記念切手、注文殺到により増刷
愛媛県立とべ動物園(砥部町)は、国内で初めて人工保育に成功したホッキョクグマ「ピース」の10歳誕生日を記念して切手を販売した。生後43日から9歳のピースの写真をプリントした80円切手10枚のシートに注文が殺到し、当初用意した5千シートでは足りず増刷が決まった。切手シートは四国4県の主要郵便局でも扱っている。(産経新聞2009年12月3日)
島根県立美術館は「洛中洛外図屏風」のDVDを発売、10倍ズーム機能も
島根県立美術館(松江市)は所蔵する「洛中洛外図屏風(誓願寺本)」のデジタル画像を収めたDVDを発売している。1,800人の人物が精密に描き込まれた画面を、10倍程度に拡大して細部を見たり、解説文を読むこともできる。同館のミュージアムショップや全国の書店などで購入できる。(読売新聞島根版2009年11月22日)
奥田元宋・小由女美術館は「満月パック」を販売
満月の夜は午後9時まで開館時間を延長する奥田元宋・小由女美術館(広島県三次市)と、備北交通は「満月エクスプレスパック」を販売している。満月の2009年11月3日の広島バスセンターと三次バスセンターを往復する乗車券のほか、同館入館料、美術館レストランディナー、茶室での呈茶が含まれ、料金は一般5,700円である。(中国新聞2009年11月1日)
周南市徳山動物園のボランティアが作った版画カレンダー、初版完売
周南市徳山動物園(山口県)の学習支援ボランティア「周南ふれんZOO」は、オリジナル版画カレンダーを作った。表紙と12カ月分の動物17種類の版画を半年かけて完成させたもので、初版500部が完売したため増刷した。(毎日新聞下関版2009年10月29日)
呉市立美術館は比治山大学・短大と協定、美術教育や地域の振興目指す
呉市立美術館と比治山大学・同短期大学部(以上広島県)は、美術教育の推進や地域活性化への貢献を目的に、相互協力協定を結んだ。同館の市民講座に同校の教員や専攻科生が講師として参加したり、市内の文化施設のあり方に関する調査を進める予定。(中国新聞2009年9月26日)
浜田市の2文化財団は合併に合意、美術館運営方針は変えず
浜田市世界こども美術館などを運営する市教育文化振興財団と、浜田市立石正美術館などを運営する三隅町教育文化振興財団(以上島根県)が、2010年4月に合併することで合意した。両館の性格が違うことで合併は慎重に検討がなされたが、両館の運営方針は変えないという。三隅町財団の職員、財産は浜田市事業団に引き継がれる。(読売新聞島根版2009年9月22日)
大和ミュージアムは自転車レンタルを開始
呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)(広島県)は、自転車6台を用意し、500円の使用料でレンタルを開始した。観光客が集中する同館から、市中心部の商店街などへの回遊性を高めるのがねらい。同館の入館者はマイカー利用が多いが、市中心部に駐車場が少なく市内巡りをしにくいという。(中国新聞2009年9月11日)
広島市安佐動物公園は新球場で出張展示
広島市安佐動物公園(広島県)などは、マツダスタジアム(新広島市民球場)で、「ミニ動植物園」を開いた。球場正面入り口付近にウサギ、テンジクネズミ、ヒヨコ、ヘビのほか昆虫や食虫植物を展示。広島東洋カープ対巨人戦を訪れた家族連れなどが小動物との触れ合いを楽しんだ。(中国新聞2009年8月14日)
倉吉博物館で開催のトリックアート展が中学の夏休み宿題題材に
倉吉博物館(鳥取県倉吉市)で開催の「見て・触って・遊んで!トリックアート展」の感想が、県中部の中学4校の夏休み宿題に取り入れられている。美術教諭が生徒たちに博物館に足を運んでもらおうと発案したもので、来館した中学生は工夫を凝らして写真撮影に取り組むなど展覧会を楽しんでいる。(日本海新聞2009年8月8日)
高知県内の博物館等50施設は巡回講座を開催、幕末維新の人物を紹介
高知県内の博物館や文化施設約50施設から成る「こうちミュージアムネットワーク」は、博物館学芸員らによる巡回講座「幕末ゆめ道場・幕末維新の土佐」を開催する。2010年1月から開催される観光イベント「土佐・龍馬であい博」を盛り上げるための企画で、坂本龍馬を中心に幕末の高知で活躍した人物やゆかりの史跡を紹介。2010年3月までに33講座を用意している。(毎日新聞高知版2009年8月6日)
周南市徳山動物園は開園50周年記念チケットを発売、開園当時の写真を掲載
周南市徳山動物園(山口県)は開園50周年を記念した入園券を発売している。券のデザインは同園職員が考案し、開園前の鍬入れ式やラクダの搬入の様子など開園前後の写真10枚を裏表に掲載。大人用と子ども用の2種類があり、計14万枚を発券する予定。(読売新聞岩柳版2009年8月3日)
浜田市立石正美術館は天井画を制作、市民にも参加呼びかけ
浜田市立石正美術館(島根県)は、館入り口にある塔に天井画を描く作業を始めるが、一般市民にも制作に加わってもらおうと参加を呼びかけている。同館が作品を所蔵する石本正氏が渡欧するたびに教会の壁画を見て感動し、2001年の同館開館時から構想を描いていた。石本氏が教鞭をとる京都造形芸術大学が協力。同大の学生が大まかな構成を決め、石本氏らが仕上げる。(読売新聞島根版2009年7月26日)
山口県は、県内10資料館の幕末維新関係の所蔵資料データベースをHPで公開
山口県は、幕末から明治維新の文書や画像等約34,600点のデータを県のホームページで公開している。県内10資料館が所蔵する資料をもとに、作成者、年代、収蔵施設名を記し、約500点は画像も公開。施設毎やフリーワードでの検索も可能。(毎日新聞山口版 2009年6月13日)
広島平和記念資料館は広報用DVDを制作、修学旅行生誘致に活用
広島平和記念資料館(広島県広島市)は、展示内容等を紹介する広報用DVD千枚を制作した。全国の学校や旅行会社に配布し、旅行先の検討資料や平和学習の教材として活用してもらう。同館を訪れる修学旅行生はピーク時の約半数で、2008年度は約30万人。(産経新聞中国・四国版 2009年6月8日)
水木しげる記念館は2009年9月から無休開館、職員も増員
水木しげる記念館(鳥取県境港市)は、2009年9月から無休化する。夏休み中は無休のため、事実上7月15日からの実施となる。同館は現在火曜日休館で、水木しげるロードの火曜日の人出は、それ以外の平日より平均1,300人少ない。無休化に伴い、国の緊急雇用対策を利用して常勤職員とパート各1人を新たに採用する。(読売新聞鳥取版 2009年5月27日)
島根県はふるさと納税者にフリーチケット贈呈、8つの県立文化施設で利用可能
島根県は、ふるさと納税制度を利用して県外から5千円以上の寄付をしてくれた人を対象に、「ふるさと島根だんだんチケット」を贈る。1枚につき、島根県立美術館(松江市)、島根県立しまね海洋館(浜田市)等8つの県立文化施設などへの無料招待券が3枚付いてる。博物館・美術館は、常設展に加えて企画展にも利用できる。(日本経済新聞中国経済版 2009年5月14日)
広島平和記念資料館の入館者数は4年連続で増加、外国人入館者は過去最高
広島平和記念資料館(広島県広島市)の2008年度入館者数は前年比1.3%増の約136万人で、4年連続で増加した。修学旅行で訪れた小中高生も増加し、また外国人も初めて18万人を超えた。政府の観光誘致策や、フランスのガイドブック「ミシュラン」で宮島が高く評価されたことなどが入館者の増加につながっていると、同館は分析している。(毎日新聞広島版 2009年5月2日)
島根県立古代出雲歴史博物館は歴史探訪ツアーを実施、ナビゲーターは学芸員
島根県立古代出雲歴史博物館(出雲市)は、2009年度から同館を基点にした「さんいん旅新話 古代出雲かけめぐり隊」を実施する。企画展観覧後、玉作湯神社やめのう公園など玉作りの里を巡る第1弾には、東京からの応募もある。ナビゲーターは学芸員が務める。(毎日新聞島根版 2009年4月22日)
徳島市立考古資料館の指定管理者は、市シルバー人材センター
2009年度から指定管理者制度が導入された徳島市立考古資料館(徳島県)の管理者に、同市シルバー人材センターが選ばれ運営を始めた。センターは草刈りや駐輪場管理など従来請け負っていた作業以外に、高齢者の知識や経験、技術を生かした仕事を会員に提供しようと、指定管理者に応募した。館長の他、社会科が専門の元小中学校校長二人が交替で勤務し、来館者に展示物の説明を行っている。博物館運営をシルバー人材センターが担うのは全国的にも珍しい。(徳島新聞 2009年4月17日)
山口県は幕末維新資料のHPを開設、県内10施設の文書・美術品3万4千点のDB
山口県は、県立山口博物館(山口市)や萩博物館(萩市)など県内10施設が所蔵する幕末維新期の資料のデータベースを閲覧できるHPを開設した。1830〜90年頃の文書や美術品など、約3万4千点の情報の検索が可能。資料毎に所蔵施設へのリンク機能が付いている。(山口新聞 2009年4月8日)
大塚国際美術館は、電動自走式ロボットによる展示解説を開始
大塚国際美術館(徳島県鳴門市)は、2009年7月から電動自走式ロボットによる展示解説を開始する。館内10カ所の名画ポイントに来館者を案内し、プロの声優による音声で見どころを紹介する。所要時間は1時間10分。待機中はロボットの前に立つと、来館者の性別や顔の輪郭を識別して、本人に似た館内の人物画を選び、展示場所を画面に表示する。(徳島新聞 2009年3月31日)
高知県立牧野植物園は県植物誌を完成、ボランティアによる7年越しの調査の成果
高知県立牧野植物園(高知市)は、県内に自生する3,170種の植物の分布と解説をまとめた県植物誌を完成した。2001年に同園に編さん事務局を置き、県内外の愛好家を募って調査を開始。県内を19地区に分け、約10万8千点の標本を採取し分類した労作である。標本画像を収めたDVD付きで税込み8400円、通信販売にも対応する。(読売新聞高知版 2009年3月16日)
島根県立美術館の開館10周年展、全スタッフが勉強会に参加
島根県立美術館(松江市)は、開館10周年展「フランス絵画の19世紀」の勉強会を開催し、全スタッフが参加し、本番に向けて展示作品等の知識を深めた。警備やレストラン等館内の全スタッフが参加する勉強会は、1999年の開館以来初めてであり、約80人が参加。(山陰中央新報 2009年2月23日)
大塚国際美術館は、ブライダル事業を開始
大塚国際美術館(徳島県鳴門市)は、2009年4月からブライダル事業を始める。式場に使われるのは、イタリアにあるスクロヴェーニ礼拝堂を再現した展示スペースで、天井や壁面には、聖母マリアやキリストの生涯等の37場面が描かれている。挙式は月2組、1組の参列者は50人まで。受付やプラン作りは大塚リッジが運営するホテルが担当する。(徳島新聞 2009年1月29日)
島根県立美術館は洛中洛外図の細部を拡大して鑑賞できるパソコンを設置
島根県立美術館(松江市)は、12月1日まで、開催中の日本画優品選で公開している「洛中洛外図」の細部を拡大して自由に鑑賞できるパソコンを展示室内に設置している。マウスで指定した図の1部を最大10倍まで拡大して鑑賞が可能。拡大図の表示にあわせて、建物や風俗の歴史などの解説も表示される。(朝日新聞島根版 2008年11月21日)
島根県立古代出雲歴史博物館で、古い着物の生地で仕立てた洋服のファッションショー
島根県立古代出雲歴史博物館(出雲市)の風土記の庭で、古い着物の生地で仕立てた洋服のファッションショーが開かれ、約50点が披露される。古い着物を新しい洋服に再生する企業組合「おもひで屋」が企画。(朝日新聞島根版 2008年10月3日)
山口大学理学部と山口県内の6つの博物館が「県内博物館・大学連携協議会」を発足
山口大学理学部と山口県立山口博物館(山口市)など山口県内の6つの博物館は「県内博物館・大学連携協議会」を発足させた。学生や教授には博物館などで研修する機会を与え、博物館の職員らには、大学の施設などを活用できるメリットがある。(読売新聞岩柳版 2008年9月14日)
周南市徳山動物園は防府市のロープウェイ半額割引券を交付、利用好調
周南市徳山動物園(山口県)は、防府市の大平山ロープウェイ半額割引券の交付を始めた。両市の観光振興協定に基づく試みで、大平山ロープウェイでも同園の半額割引券を交付している。ロープウェイ割引券の利用は特に、夜間の納涼運転を行う金・土・日曜日の利用が多い。(山口新聞 2008年8月28日)
島根県立古代出雲歴史博物館は、教員のための文化財活用講座を開催
島根県立古代出雲歴史博物館(出雲市)と県埋蔵文化財調査センターは、2008年8月22日、「教員のための文化財活用講座」を開催した。県内全域から教員30名が参加し、遺跡の講義では授業に役立つ遺跡ネタを伝授されるなど、地域の文化財や郷土の歴史資料を活用した学習ノウハウや実践例を学んだ。(島根日日新聞 2008年8月26日)
高知県立足摺海洋館は、年間パスポート購入者を対象に大水槽の餌やり体験を開始
高知県立足摺海洋館(土佐清水市)は、2008年7月より年間パスポート購入者を対象に、大水槽の餌やり体験を開始した。普段は入ることができない水槽の真上から餌を投げ入れるもので、偶数日に実施し、当日の予約が必要。パスポート購入者とその家族全員が参加できる。(高知新聞 2008年8月13日)
西予市野村シルク博物館の来館者プレゼント、二級品の繭が女性に好評
西予市野村シルク博物館(愛媛県西予市)は2008年6月より、糸を引くのに適さない二級品の「はね繭」をおみやげとして入館者プレゼントを始めた。美肌効果があると言われるため、繭を目当てに来館する女性もいるなど好評であり、プレゼント用のはね繭は在庫が少なくなっている。(愛媛新聞 2008年8月1日)
尾道市の美術館ネットワークは、児童を対象に美術館巡りを企画
尾道市(広島県)の美術館ネットワークが企画した「尾道ぐるっと美術館めぐり 子ども学芸員の旅」に、市内の小学4-6年生が参加した。1泊2日の日程をバスで移動し、初日は4館、翌日は2館を訪れた。学芸員から収蔵庫で作品の保管方法を学んだり、絵本作りに参加するなどの体験学習も行った。(中国新聞 2008年8月1日)
今岡美術館は放課後子ども教室を開催、地区住民も協力
今岡美術館(島根県出雲市)は、2007年10月より土・日曜日に「放課後子ども教室」を開催している。地区住民による学習アドバイザーや安全管理員を配置し、同館学芸員の指導のもと、絵画鑑賞や工作活動を実施。予約や登録は不要で自由に利用できる。利用料も無料。夏休み中は休館日を除き、毎日開催。(島根日日新聞 2008年8月1日)
防府市文化財郷土資料館は、埋蔵物の復元作業を一般公開。出土品に触れてもOK
防府市文化財郷土資料館(山口県)は、埋蔵物の復元作業を一般公開し、来館者の人気を集めている。天候等の影響で現場作業ができない日に実施し、来館者は間近で作業を見学できるだけでなく、職員の立ち会いのもと出土品に触れることもできる。復元作業の公開施設は1980年代後半以降増加傾向にあるというが、ガラス越しの見学であったり、希望者限定であることが多い。(毎日新聞山口版 2008年7月9日)
安佐動物公園は、英語による動物ガイドツアーを実施
安佐動物公園(広島県広島市)は、「英語で学ぼう、動物たち!」を実施した。広島修道大学の外国人教授が、園内の動物約10種類について体験談を交えながら英語で説明した。親子連れを含む約40人が参加したが、英会話を習い始めた小学校6年生児童にも、簡単な英語でわかりやすいと好評だった。(読売新聞広島版 2008年7月6日)
招き猫美術館は猛暑日割引を実施、予想最高気温35度で入館料35%引き
招き猫美術館(岡山県岡山市)は、2007年より猛暑日割引を実施している。岡山地方気象台が午前5時に発表する岡山市の予想最高気温が35度以上になると、その日の入館料を35%割引くもので、2007年の該当日は15日で来館者782人が恩恵に浴した。(朝日新聞岡山版 2008年6月26日)
高知県立足摺海洋館は、HPで大水槽の映像を配信
高知県立足摺海洋館(土佐清水市)は、入館者像をねらってHPを一新した。大水槽の正面通路にカメラを設置し、ネットを通じて、約850匹の魚の様子を配信する。また、飼育員のブログも新設し、飼育員ならではの視点で生物の旬の生態を紹介している。(高知新聞 2008年6月13日)
広島市こども文化科学館は、毎週水曜日の昼休みに短時間のプラネタリウム上映、仮眠もOK
広島市こども文化科学館(広島県)は、毎週水曜日の昼休みに短時間のプラネタリウムを上映する。「リフレタリウム」と銘打ち、午後0時30分より20分間上映し、解説等は省く。同館学芸員によると、薄暗い室内と後ろに倒れた座席はうたた寝にも最適という。(読売新聞広島版 2008年6月11日)
岡本太郎の原爆壁画が広島市に寄託、広島市現代美術館で公開を検討
広島市は、岡本太郎記念現代芸術振興財団から、原爆壁画「明日の神話」の寄託を受けた。所有権は同財団のまま、3年毎に寄託契約を更新するが、実質的には無期限の無償貸出になる。広島市現代美術館で所蔵し、2008年の「原爆の日」に合わせて公開が検討されている。(中国新聞 2008年6月3日)
ひろしま美術館と県立広島大学は、市民講座「りんごの秘密」を共催
ひろしま美術館(広島県広島市)と県立広島大学は、市民講座「りんごの秘密」を共催している。同大で行われる講座は4回連続で実施され、学芸員や研究者が科学・文学・美術の視点でリンゴを多角的に検証する。連携講座は2006年に開始し、受講をきっかけに美術館を訪れたり、美術館の来館者が講座に参加するなどの相乗効果が見られる。(中国新聞 2008年5月16日)
島根県立美術館は全職員が「コンシェルジュ」、地元の観光スポットを紹介
島根県立美術館(松江市)は、来館者に周辺の観光情報も案内する「だんだんコンシェルジュ」サービスを学芸員を含む全職員44名で実施する。受付には、他の美術館、和菓子店、宍道湖の夕日観覧スポットや地元のお奨めスポットを紹介する手書きマップも用意している。「だんだん」とは、出雲地方の方言で「ありがとう」の意味。(中国新聞 2008年5月13日)
尾道の美術館巡りイベント、入館料割引クーポンやホテル宿泊券応募の特典も
尾道観光協会(広島県尾道市)は、市立美術館や平山郁夫美術館等市内の美術館5館を対象にしたイベント「ゆっくり尾道美術館めぐり」を2008年11月末まで実施する。観光案内所や美術館等で無料配布しているA5判シール台帳には、入館料割引クーポンが添付され、3館以上のシールを集めると、ホテルのペア宿泊券や食事券に応募できる。(中国新聞 2008年5月2日)
鳥取県立博物館は、2008年度より毎週土曜日を「アートの日」に
鳥取県立博物館(鳥取市)は初の試みとして、2008年度より美術部門の普及プログラムを毎週土曜日に集中させた「サタデー・アート・フィーバー『毎週土曜はアートの日!』」を開始する。ワークショップ、アートシアター、アートセミナー、ギャラリートークがそれぞれ年4〜17回実施され、年始の休館日を除いた毎週土曜日は、4種類のいずれかのプログラムが行われる。(日本海新聞 2008年3月31日)
足立美術館は、近隣住民を対象に格安入館パスポートを販売
足立美術館(島根県安来市)は、2008年4月より、地元・安来市と隣接する東出雲町の住民を対象に、格安の入館パスポートを販売する。2年間有効の入館パスポートが通常6,000円のところ、半額の3,000円で販売される。同館は地域貢献の一環として、同市・同町の各世帯に12〜3月に使える無料招待券を配布していたが、住民の利便性等を配慮してパスポートに移行した。(山陰中央新報 2008年3月29日)
大和ミュージアムは戦艦「大和」の縮小模型を約200カ所修正、新資料に基づきよりリアルに
呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)(広島県)は、戦艦「大和」の1/10縮小模型を改修した。新たに検証された資料をもとに、機銃や艦首部分等約200カ所を修正し、沈没時の大和により近い姿に近づいた。改修作業は閉館後の夜間に行われた。(読売新聞岩柳版 2008年3月26日)
岡山天文博物館は4次元シアターを設置、立体映像と時間の流れで宇宙を体感
岡山天文博物館(岡山県浅口市)は、2008年3月に4次元シアターを設置した。スクリーンに宇宙の画像を投影し、専用の眼鏡を着用すれば、時間の経過に応じて星が移動する様子を立体的に眺めることができる。上映時間は約15分で、博物館職員の解説がつく。(山陽新聞 2008年3月7日)
坂本龍馬記念館、県内の入館者誘致に「学習遠足」を検討
坂本龍馬記念館(高知県高知市)は年間平均12〜13万人の入館者数を数えるが、そのほとんどが県外の観光客であり、県内客の増加を目標に据えている。小学生を対象にした「学習遠足」を検討し、貸し切りバス費用の半分を同館が負担したり、館内に子ども用の説明を加えることにより、龍馬の魅力を若い世代に伝えようと努めている。(毎日新聞こうち版 2008年2月5日)
岡山県立美術館は「検定」を実施、出題は雪舟ら郷土人物等
2008年3月に開館20周年を迎える岡山県立美術館(岡山市)は、「県立美術館検定」を同年5月に実施する。雪舟、宮本武蔵、国吉康雄等、郷土の代表的人物に関する知識を問うもので、過去の展覧会等も出題される。試験対策に情報コーナーが設けられ、過去の展覧会図録等を閲覧できる。検定料は無料、正解点数に応じて認定書が授与される。(読売新聞岡山版 2008年2月1日)
福山市鞆の浦歴史民俗資料館の友の会、広島文化賞を受賞
福山市鞆の浦歴史民俗資料館(広島県)の友の会は、2007年度広島文化賞を受賞した。同賞は県内の地域文化の向上や普及に貢献した個人・団体に与えられるもので、同館友の会は、江戸時代の伝統行事が約70年ぶりに復活した際に貢献したことや、雛祭りの運営等地域活性化への取り組みが評価された。現在会員は約250名で60代が中心。(朝日新聞備後版 2007年12月18日)
県立とべ動物園は、携帯電話を使ったクイズラリーを実施
県立とべ動物園(愛媛県砥部町)は、携帯電話を使って動物クイズを解くクイズラリーを実施している。QRコードが貼りつけられたクイズ箱が園内12カ所に設置され、携帯電話でコードを読み取ってインターネットの出題ページに接続する。飼育員等が考えた全問12問に解答すると、特製の動物写真がプレゼントされる。(読売新聞愛媛版 2007年11月23日)
四国164館の博物館ラリーがスタート、事前参加申込者数は約2500人
四国164館の博物館・美術館などを巡る「ミュージアム88カードラリーin四国」が2007年10月1日にスタートした。八十八カ所霊場巡りにちなんだイベントで、四国にある4つの地方銀行が共同で実施する。無料で参加でき、入館した際にわたされる2種類のカードを集めるとカード数やポイント数によって認定証や賞品がもらえる。事前参加申込者数は約2500人に達している。(日本経済新聞四国経済版 2007年10月2日)
ふくやま美術館は、赤ちゃん連れの母親を対象にギャラリートークを実施
ふくやま美術館(広島県福山市)は、開催中の「ぐりとぐらのなかまたち 山脇百合子絵本原画展」(9月22日〜11月11日)の関連イベントとして、乳幼児連れの母親を対象にした「赤ちゃんといっしょにギャラリートーク」を実施している。育児のただ中にある母親にも気軽に美術館を訪れてもらおうと初めて企画され、展覧会開催中の毎週水曜日に2回(11:00〜、14:00〜)実施されている。(朝日新聞備後版 2007年9月27日)
県立古代出雲歴史博物館は入館者数30万人を突破。県外からの来館者が目立つ
2007年3月に開館した島根県立古代出雲歴史博物館(出雲市)は、同年8月に入館者数30万人を突破し、開館初年度の入館者目標数を開館から半年あまりで達成した。広島県や関西地方などからのツアー客が相次いだことに加え、世界遺産に登録された石見銀山が追い風となるなど、県外からの観光客が増加し、6月までは全体の約40%であった県外からの来館者が8月には65%に伸びた。(朝日新聞島根版 2007年9月22日)
広島平和記念資料館は被爆時の写真3,000枚を総点検、被爆の実相の継承を目指す
広島平和記念資料館(広島県広島市)は、2007年秋から3カ年計画で原爆投下当時の広島を撮影した写真の総点検を開始する。所蔵写真約3,000枚の大半は米国で収集したもので、撮影者・月日・場所のデータが特定できているものは約1,000枚である。広島大学原爆放射線医科学研究所と撮影状況の調査を行い、体系的に整理し、被爆の実相を正確に継承することを目指している。(読売新聞 2007年9月21日)
出雲科学館は小中学生ロボットコンテストを開催、競技中の作戦も勝敗の分かれ目に
出雲科学館(島根県)は小中学生ロボットコンテストを開催した。夏休み中に開いたアイデアロボット製作教室で、松江高専専攻科の生徒に技術指導を受けて児童生徒が作った作品を使うもので、6チーム18人が参加した。2チームによる対戦方式で、制限時間内に装置を使って相手コートに送る木片の数を競うが、ロボットの機能だけでなく、競技中の作戦によっても勝敗に大きな差が出た。(島根日日新聞 2007年9月18日)
足立美術館の日本庭園は、ナンバーワン。米国の庭園誌に5年連続で1位にランキング、海外の来館者も増加
足立美術館(島根県安来市)の日本庭園は、米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」に5年連続で1位に選ばれた。評価の基準には、歴史や大きさだけでなく、美しさや機能などの質も含まれる。同館によると、専属の庭師と従業員による庭園管理が評価された。海外の来館者も増加し既に6千人を超えているが、英語や中国語などの質問への対応が今後の課題。(朝日新聞島根版 2007年9月14日)
井原市立田中美術館は、平櫛田中の彫刻の修復作業を公開
井原市立田中美術館(岡山県)は、彫刻家・平櫛田中の「一休」と平櫛が愛蔵した作品「鹿」の公開修復を開始した。同市出身の文化財修復家が1週間をかけて作業に取り組む。修復後の作品は11月25日まで展示される。(朝日新聞岡山版 2007年9月12日)
安芸市立歴史民俗資料館は昭和30年代の茶の間を再現、市民が家電を提供し、展示内容が充実
安芸市立歴史民俗資料館(高知県)では、昭和30年代の茶の間を再現したコーナーが人気を集めている。同館が2004年に開催した企画展「あのころの安芸」で設けた茶の間の再現コーナーが好評で、同展終了後も常設で展示されている。同館が長年探していた古い掃除機や洗濯機は市民から寄贈の申し出を受けるなど、展示内容も充実してきた。(高知新聞 2007年9月7日)
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